9号兜 大鍬浅葱糸威 一閑塗台 消炭色 Okuwa Asagi

最高品質、日本伝統色の浅葱糸威兜

工房真と国内の甲冑師にて製作したこだわりの浅葱糸威の兜飾りです。威は名前の通り、古来から日本の色として存在する鮮やかな浅葱で色仕上げています。

錣（しころ）は艶がない洗練された落ち着いた印象の黒塗り、細かい3mm間隔での編み込みに一般的にはコンパクトサイズながらも五段の錣（しころ）は、職人の手間と技術が込められている証です。鉢は合わせ鉢と言われる実物の兜と同様に一枚一枚継いで作る伝統的な製造方法で製作しています。合わせ鉢の金と金の金具以外、鋲を含め黒で統一し、すっきりとした印象に仕上げました。

忍緒は朱色を採用し、目を引く明るい印象に。吹返には実際の戦国時代の兜に近づける様、鹿皮を藁（わら）で燻して色付けをするまでこだわった品です。そのため、お手元に届いた際には燻した香りが致しますが、伝統的な製法によるものです。輝くような存在感の純金メッキの大きい大鍬が兜を更に魅力的に表現した、最高品質、こだわりの兜です。

※製造のこだわりについてはこちらをご覧下さい。

上品で厳かな飾り

兜から小物まで全て国内の熟練職人の手で製作されたこだわりの品を選定しています。

飾り台は高岡漆器の富山県高岡にて製作した一閑塗りの品。一閑塗りは和紙などを飾り台に張り、その上から塗りを施すことにより、飾り台の表面に質感をもたせたり、強度を上げて丈夫に使用できるようにする特殊な技法です。飾り台表面には細かな凹凸とざらっとした質感がございます。お色は日本の伝統的な色である消炭色（黒と濃い灰色の中間色のようなお色）で仕上げました。

飾り台に合わせた屏風は明るい茶色を基調にした光沢ある屏風。パールゴールドに近いお色です。静岡県にて製作したこだわりの品で、天然繊維である生糸から作られた箔押し紙を利用し、一枚一枚手作業で配置していることから独特の美しさと屏風ごとの若干の個体差がございます。

兜の両隣の端午の節句らしい弓太刀は、黒塗りに橙色が差し色の工房真の兜向けに製作したオリジナルの品。上品で厳かな雰囲気のある兜飾りです。

兜収納用の桐箱

当社兜飾りを購入いただいたお客様には、兜飾り収納用の桐箱をお付けしています。
※櫃飾りの場合は、櫃が収納箱の代わりとなるため、桐箱はお付けしておりません。ご注意願います。末長く大切に保管いただけるよう工房真の兜飾り専用に国内で製作したこだわりの桐箱です。