伝統に忠実な製法と
目に見えない
こだわり

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ずっと、そっと、見守れるように。
美しく丈夫で良いものを。

真は伝統に忠実な製法である手仕事と目に見えないものにもこだわります。
一つ一つの作業は目に見えないものかもしれませんが、想いと手間を込めて、最終的に真の武者人形としてお客様の手元に届いた時には、目に見えるくらい良い製品になる。そんな自信と確信があるからこそ、私たちは製造にこだわっています。
ずっと、そっと、見守れるように。美しく丈夫で良い物を。
伝統的に忠実な製法で作られた真の武者人形には、300年来の職人の知恵と技術を込めています。

生地作り

武者人形のボディは、伝統工芸士が真の人形の原型となる型を粘土から製作します。
人形制作の最初のステップではありますが、型の形により、最終的な武者人形の形が決まる大変重要な工程であり、人形製作者としての特徴が表れやすく、伝統工芸士としても腕の見せ所の作業です。
伝統工芸士により、製作された原型は国内の職人の手によって、国産の桐素材を使用した真のボディと生まれ変わります。天然の素材以外の加工物は、必要なもの以外、極力使用しません。目に見えない部分ではありますが、伝統的な製法で製作された生地は、型崩れ、腐食しにくく、大変丈夫です。
ずっとお子様を見守れるように。長年の職人の知恵と技術を込めています。

原型作り
生地作り1

原型作り

粘土で製作した原型を木わくの中に入れ、樹脂等を流し込んで型を取ります。
この型を「かま」と言います。

ぬき作業
生地作り2

ぬき作業

桐粉にしょうふのりを混ぜて作った桐塑(とうそ)をかまに詰めて、生地を作ります。

彫塑
生地作り3

彫塑

乾燥後、生地表面のでこぼこをやすりで滑らかにし、ひび割れがあれば、桐塑で埋める作業を繰り返し、生地全体を丁寧に補正します。

生地完成
生地作り4

生地完成

補正が完了した生地に胡粉(貝殻を焼いて作成する白い顔料)を塗り、筋彫を行います。

木目込み

お人形に衣装を着せる木目込み作業は工房内にて手作業で行います。一つひとつ、心を込めて、木目込み作業を行います。手作業ですべてのお人形に衣装を木目込んでいくため、一つ一つ仕上がりに微妙な違いがでてきます。寸分違わず、全く同じ製品は存在しません。一つ一つ気づかないくらい細かい点ではありますが、違いはあります。
お客様へ届く真のお人形たちは、生まれた時から、お客様だけのために生まれたものです。そして最終的に伝統工芸士自らが製品の最終チェックを行います。最終チェックをパスした製品のみが、真のお人形としてお客様へお届けできる製品となります。
一つ一つの工程、最終的な木目込み作業の良し悪しで、製品の美しさと丈夫さが大きく異なるため、目に見えない作業ではありますが決して妥協は許さず、職人の手で、お人形を製作しています。

木目込み1

木目込み作業 1

生地は桐塑に胡粉をつけた天然の素材ですので、柔らかめのため、木目込ベラにのりをつけ、細心の注意を払いながら作業を進めます。

木目込み作業 2
木目込み2

木目込み作業 2

木目込ベラを差し込むときは、生地を傷つけないよう、刃先に神経を集中させ、作業を行います。

木目込み作業 3
木目込み3

木目込み作業3

大方の布の木目込が完了後、のり染み等付けないよう、また付いていないか細部に用心して、最終仕上げを行います。