工房オリジナルの源氏八領楯無の鎧

工房オリジナルの源氏八領 楯無（たてなし）の鎧です。鎧全体の小桜革威は豪華で洗練された印象で、現代でも目を惹かれる佇まいです。薄黄色がかかった小桜の地に合わせ、紐は薄茶色、吹返や弦走などの皮にはベージュ色など、全体を温かなお色でまとめました。

楯無は、その堅牢さから盾がいらないと言われたのがその名の由来です。平治の乱で源義朝が着用し、敗走の際に脱ぎ捨てられたが、回収され甲斐武田家に届けられたと言われています。源氏八領のうち、唯一現存するもので国宝に指定されています。

源氏八領（げんじはちりょう）とは 『保元物語』『平治物語』などに記載された清和源氏に代々伝えられたという8種の鎧のことを指します。

「源太産衣」「八龍」「薄金」「膝丸」「月数鎧」「日数」「楯無」「沢瀉」これら8種の鎧は平治の乱でほとんどが失われ、
現在では幻の甲冑と言われています。

1/5のサイズながら製法や原材料には妥協せず、伝統的な製法と原材料を使用し、製作しています。
特に細かい3mm間隔での威の編み込みは、職人の手間と技術が込められている証です。
一つひとつの鎧は職人の手作り品のため、非常に細かな違いがございますが、お客様のために製作された世界に一つの鎧飾りです。

工房オリジナルの楯無は、オリジナルの要素を活かしながら現代的に仕上げた大変魅力的な鎧です。

洗練されたモダンさ、美しい飾り

鎧から小物まで全て国内の熟練職人の手で製作されたこだわりの品を選定しています。

飾り台は富山県高岡漆器と同様の高級高岡塗りにて製作した白塗りの飾り台。屏風は明るい茶色を基調にした光沢ある屏風。パールゴールドに近いお色です。静岡県にて製作したこだわりの品で、天然繊維である生糸から作られた箔押し紙を利用し、一枚一枚手作業で配置していることから独特の美しさと屏風ごとの若干の個体差がございます。屏風と飾り台の組み合わせが大変現代的で美しい組み合わせです。

鎧の両隣に弓太刀を添えました。黒塗りに橙色が差し色の工房真の鎧兜向けに製作したオリジナルの品です。豪華でお洒落な鎧を主役にしたモダンさを感じつつも、こだわりの品を集めて仕上げた迫力ある飾りです。

鎧兜収納用の桐箱

当社鎧兜飾りを購入いただいたお客様には、鎧兜飾り収納用の桐箱をお付けしています。
※櫃飾りの場合は、櫃が収納箱の代わりとなるため、桐箱はお付けしておりません。ご注意願います。末長く大切に保管いただけるよう工房真の鎧兜飾り専用に国内で製作したこだわりの桐箱です。